悟空の尻尾は切ってもまた生えてくる
ドラゴンボールの主人公「孫悟空」の幼少期の物語で、仲間達を大変な目に合わせていたのが、満月の夜に空を見上げたことで突然大型のサルに変身する「大猿化」です。
大猿になると理性を失うことで暴れまわるのが問題だったのですが、変身を解くためには満月の夜が過ぎるのを待つか悟空に生えていた「尻尾」をエネルギー弾で破壊もしくは刀で切り取ることで収まります。
この大猿化の一番厄介な点としては、やっとの思いで巨大な力で暴れまわる悟空の隙をついて尻尾を無くして変身を解いたのにもかかわらず、一定期間がたつとまた尻尾が生えてしまうという性質があるからです。
そのため幼少期の物語の時には、仲間たちが機転を利かして悟空に満月を見せてピンチからの脱出に使うこともありましたが、基本的には何度も命がけで尻尾を切り落とさなければならない事態に陥っています。
悟空の尻尾を見かけなくなったのは神様の仕業
幼少期における最後の敵「ピッコロ大魔王」の決戦が集結し、悟空は天界にいる神様の下で修業に入ります。
それから数年後において、天下一武道会が開催される日に悟空が身長伸びた大人の状態で仲間たちのもとに帰ってくるのです。
仲間たちが悟空を見たときに驚いたのが、何度も生えていた悟空の「尻尾」がなくなっていることに気が付きます。
そこで仲間たちが尻尾がなくなった理由を聞くと、天界での修行の際に神様が修行の邪魔になるという理由で切り取られた後に特殊な能力で再生できないようにしたのです。
神様が修行の邪魔になるといったのは、天界から満月の夜にしっぽが原因で大猿になることを見ていたので、修行の最中に満月を見て大猿なってしまうと自身とミスターポポに危険が及ぶと思ったことが理由に挙げられます。
もちろん尻尾が無くなった経緯を聞いた仲間たちとしては、大猿の脅威を知っているので安堵したのです。
もしベジータ戦で悟空の尻尾が残っていたら…
「サイヤ人強襲編」においてファンの間で気になるのが、もし「ベジータ戦で悟空の尻尾が残っていたら」どうなっていたのかです。
下級戦士と侮っていたベジータは自身のピンチに激高し、最終手段として一度だけ人工的に月を作り出せる「パワーボール」を使い大猿になったのです。
ここで悟空の尻尾が残っていたらどうなっていたのか、結論から言えば「敗北」が決定していたと考えられます。
ベジータは英才教育を受けたことで、大猿になっても理性を保つことができるように訓練を受けています。
悟空は生後間もない時に地球に送り込まれたことで、理性を失わないようにする訓練を受けていないので暴走してしまうのです。
尻尾がなくなれば変身が解けるだけでなく、一定期間は反動で体が動かなくなります。
これらの点からベジータは理性を保っているので簡単に悟空の尻尾を破壊できるので変身が解けるだけでなく、動けなくなった状態を攻撃できるので簡単に勝利できるのです。
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