悟空の呼び方がコロコロ変わるピッコロ。
その理由と、呼び方の推移を整理します。
ピッコロの悟空の呼び方がブレブレ！
同じ元敵キャラでも、ベジータは一貫して悟空を「カカロット」と呼びますよね。
でも、ピッコロは、「孫」と呼んだり「悟空」と呼んだりブレブレなイメージがあります。
実際、さかのぼって見てみると、「貴様」とか、「孫悟空」とか、かなりブレてます。
なぜブレる？
なぜこんなにブレるのでしょう？
その理由は、ピッコロの歴史にヒントがありそうです。
敵→味方に変わる様を表現
ピッコロは最初、親（ピッコロ大魔王）の仇である悟空を憎み、敵と見なしていました。
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しかし、天下一武道会では悟空に命を救われ、ラディッツら強敵を相手に、何度も共に戦ってきた二人。
そんな過程を経て、宿敵から戦友へと変わっていく様を、呼び方で表現したのではないでしょうか？
鳥山先生は、ピッコロの微妙な心境の変化を表すため、あえてブレさせたのかもしれません。
善人二人と融合・同化
ピッコロは、2人のナメック星人と融合・同化しています。
1人はナメック星の戦士「ネイル」。
もう1人は、自分の半身である神様。
同化はベースとなった人格に影響を与えないとはいいます。
しかし、同化をきっかけに、悟空に対する印象が変わっていった可能性は高いです。
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ピッコロの悟空の呼び方推移
それでは、具体的に呼び方の推移をみてみましょう。
サイヤ人編
ラディッツ戦で面と向かって悟空と相対した時は、「貴様」と呼んでいます。
しかし、ナッパ戦で、本人がいない時は「孫悟空がやってくるぞーっ！」などとフルネームです。
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フリーザ編
フリーザ編では、本人に対しては、一貫して「孫悟空」とフルネームで呼んでいます。
しかし、クリリンや悟飯がいる場面では、「悟空」という呼び方が目立ちます。
これは、悟飯への気遣いなのではないかという見方もありますね。
人造人間・セル編
この時期は特に、呼び方がブレブレです。
人造人間と戦う前は、人造人間について「孫悟空どうだ」と尋ねています。
そして悟空が戦っている時、「孫！気功波の類は撃つな！」とアドバイスする場面が。
それでもとっさに悟空がかめはめ波で攻撃しようとした時、「撃つな悟空！」と叫んでいます。
単にブレているというより、冷静さを欠くと照れがなくなって「悟空」と呼んでいる節がありますね。
しかし、神様と同化したあたりから、呼び方が「悟空」に統一されます。
魔人ブウ編
この時期も一貫して「悟空」と呼んでいます。
まとめ
・ピッコロの、悟空の呼び方がブレブレなのは、心境の変化を表している
・様々な人物との同化も原因か
・神様と同化してからは、呼び方が「悟空」に統一された
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