初期ドラゴンボールの難敵「レッドリボン軍」
初期のドラゴンボールは、悟空や亀仙人が使うかめはめ波以外に気功波を使った技がなく、悟空が戦う相手も普通の人間がばかりです。
中でも序盤の難敵と言われていたのがレッドリボン軍になります。
軍と言ってもフリーザ軍のような気を使う集団ではなく、ミサイルや飛行機などを使用する現実の世界にもいる軍隊です。
悟空が壊滅させるまでは世界でその名を知らない人はいないほど有名で、悟空との会話でブルマの口から世界最悪の軍隊という表現が出ています。
悟空自身はその点について理解していませんでしたが、最終的に地球人最強に上り詰めるクリリンも、この時点ではその名に驚愕しているほどです。
なぜレッドリボン軍はドラゴンボールを集めるのか?
ドラゴンボールは7つ集めると神龍が現れてどんな願いもかなえてくれる不思議なボールです。
中盤以降は神龍を生み出した神の能力を超える願いは叶えられないという設定が付くようになりましたが、初期の段階では特に制限はありません。
そのため、ピラフ一味を始めとした多くの悪人達が、世界征服の願いを叶えてもらうためにドラゴンボールを集めています。
そのため、大半の読者は世界最恐と言われていたレッドリボン軍隊がドラゴンボールを集めている理由も同じと予想していたようです。
ドラゴンボールを読み続けてきた人ならそう感じるのも当然ですが、物語が進んでいく中で驚くべき事実が明らかになります。
レッド総帥の本当の願いは…
前述したように、これまで登場した悪人たちの目的から、多くの読者がレッド総帥も世界征服を目論んでいると予想していたようです。
しかし、意外にもレッド総帥が叶えたい願いは別にあります。それは自身の身長を伸ばすことです。
レッド総帥は大人でありながら幼少期の悟空と変わらない身長で、子供の時からチビのレッドと友人達からバカにされていたと語っています。世界最強を誇った軍隊の総帥にまで上り詰めたものの、低い身長では威厳が出ないと不満を持っていたようです。
本当の目的を知ったブラック補佐官のセリフから、兵士達は誰一人そのことを知らずにドラゴンボールを集めていたのがわかります。
世界征服など時間を掛ければできるという総帥の発言から考察すると、途中で気が変わったのではなく初めから身長を高くすることが目的だったようです。
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