ベジータとトランクスの別れ!ピースサインが示す意味とは?

セルとの戦いを終え、いよいよトランクスが未来に帰るシーン。ここで交わされる親子のピースサインは非常に印象的です。

ピースサインに込められた意味について、考察してみましょう。

「ベジータ×トランクス」無言のピースが示す意味は?

その1:未来へのエール

まずは純粋に「未来へのエール」が込められているのは間違いありませんね。

トランクスは未来の地球を変えるために現在にやってきました。

未来では、人造人間によってZ戦士が次々に殺されしまい、未来に戻ったトランクスは一人で人造人間と戦わなくてはなりません。

そんな息子に対して、父親なりのエールとしてピースサインを送ったのではないでしょうか。

また、「ピース」は日本語で平和を意味しており、ベジータとして、平和に暮らしてほしいというメッセージが込められていたのかもしれません(そこまでベジータが考えていたかどうかは分かりませんが)。

その2:孤高のエリート戦士から父親へ

ベジータはセルと悟空が死んだ後、「俺はもう戦わん」と決意しました。

正直、セル完全体との戦いで何もできず、悟空の息子の悟飯の足を引っ張ってしまったという自覚もあり、エリート戦士にとっては屈辱以外の何者でもなかったことでしょう。

倒したい相手の悟空も死んでしまい、戦う必要がなくなってしまったという現実も含め、戦士ではなく父親としての新しい旅立ち(意思)をピースサインに込めたのかもしれません。

その3:キャラ変更のサイン

少し視点を変えて見てみると、読者にキャラ変更のサインを送ったとも読み取れます。

これまでのベジータは、プライドのため、自分のため、相手を殺すことを厭わない悪の心を持つ戦士という印象がまだまだ強めでした。

しかし今回、悟空たちと地球の危機に対して共に戦った経験、未来から来た息子と共に過ごした時間、己の無力さ、実に様々な経験をしたベジータ。

ここからは地球人として(まあサイヤ人なのですが)、家族を大切にする悟空たちの仲間として、活動していくからよろしく!

そんなキャラ変更のサインとして、「フン!」とソッポを向く別れではなく、ちゃんと未来トランクスにピースサインを送るベジータを描いたのかもしれません。

ベジータとトランクスの別れのシーンは何話?

漫画は単行本35巻。

アニメはドラゴンボールZ第193話「新しい日々・・父さん!ボクがんばる」で登場するシーンです。

【ドラゴンボール超】未来トランクス編では?

ちなみに、ドラゴンボール超でもベジータと未来トランクスの別れのシーンがあります。

今度はサイヤ人らしく、拳で挨拶。

ベジータ超サイヤ人ブルーになり、トランクスも超サイヤ人になり、二人とも本気でやり合います。

1度目はベジータもトランクスも照れ気味でしたが、2度目はしっかり絆を確かめ合うことができ、親子の成長も感じ取れる一幕です。

まとめ

・未来に戻る息子の検討と平和を望む「ピースサイン」

・父親としての意思表示の「ピースサイン」

・悪キャラから仲間へ!キャラ変更の「ピースサイン」

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