【ベジータ】自爆時の流れと名言!技名についてまとめ

戦闘民族サイヤ人の王子・ベジータ。

己のためだけに戦ってきた彼が、初めて人のために命を捧げる名シーンと名言を振り返ります。

カカロットとの差を埋めるべく、魔人化したベジータ

魔人ブウ復活をもくろむバビディに利用され、魔人にされてしまうベジータ。

ダーブラと戦う悟飯がセルと戦った時よりも弱くなっていることへのイライラ、そして天下一武道会のために7年ぶりにあの世から戻ってきた悟空と早く勝負がしたいという気持ちが、バビディが戦士を操るために必要な「邪心」とみなされ、その餌食になってしまいます。

なぜ魔人になったのか、その理由を悟空はすぐに見抜きます。

おめえはオラに本気を出させるためにわざとバビディの術にかかり自制心をなくしあんなことをした…ちがうか?

ドラゴンボール 38巻457話 鳥山明 株式会社集英社 1994年8月9日第1刷

悟空は1日しかこの世にいられないので、こうでもしないと決着をつけられないと考えたベジータはバビディに利用されることを選んだのです。

しかしベジータは魔人となり凶暴化してはいますが、主人であるはずのバビディの命令は無視します。

カラダと心は支配されても 誇りだけは思いどおりにはならんぞ!!!

ドラゴンボール 38巻458話 鳥山明 株式会社集英社 1994年8月9日第1刷

支配されてなおこの誇り高さはさすがベジータだと思わされるシーンです。

ここまでしてカカロットの気を引きたいなんてもはやメンヘラの領域ですね

悟空も魔人化したベジータと戦うことを決心します。ダメージを受けると魔人ブウ復活のためにエネルギーにされてしまうため、フルパワーで立ち向かいますが、魔人ベジータの強さとはほぼ互角。

そして、ベジータが魔人になったもう一つの理由を明かします。

たしかにきさま以上の特訓はしたとおもうが きさまはオレのさらに上をいく天才だ…(中略)オレもヤツに支配されればきさまとの差がなくなるんじゃないかとな…

ドラゴンボール 38巻459話 鳥山明 株式会社集英社 1994年8月9日第1刷

ヤコンと戦った悟空を見てこれではかなわないと判断し、自分が持っている以上のパワーになる方法を選んだのでした。

ベジータまさかの自爆!

二人の勝負は互角の展開。強大なダメージエネルギーによって魔人ブウは復活をしてしまいます。

魔人ブウの気を感じて二人は戦いを中断し、協力して魔人ブウを倒しに行こうとしますが、ベジータは悟空を後ろから殴り気絶させます。

オレが出してしまった魔人ブウはオレがかたづける きさまとの決着はそのあとだ……まだオレが生きていたらな…

ドラゴンボール 39巻462話 鳥山明 株式会社集英社 1994年8月9日第1刷

ここでのセリフで、自分の命と引き換えに魔人ブウを倒すことを決心しているように思えます。

魔人ブウのもとに向かい勝負を挑みますが魔人化したベジータでも全く歯が立ちません。

そこへブウを一目見ようと悟天とトランクスがやってきます。

ベジータは覚悟を決めたように、あの有名なセリフをトランクスに言います。

トランクス…ブルマを…ママを大切にしろよ…

お前は赤ん坊の頃からいちども抱いてやったことがなかったな…抱かせてくれ

ドラゴンボール 39巻466・467話 鳥山明 株式会社集英社 1994年8月9日第1刷

この後ベジータはトランクスを抱きしめて別れを告げ、悟天とともに気絶させます。

二人をピッコロに託し、自爆で魔人ブウを吹っ飛ばします。

ベジータ自爆時の名言を振り返る

ここまでもたくさんの名言が飛び出していますが、魔人ベジータの一番の名言と言えばこれです。

さらばだ…ブルマ…トランクス…そして…カカロット…

ドラゴンボール 39巻467話 鳥山明 株式会社集英社 1994年8月9日第1刷

自分が死ぬ前に思い出すのは最愛の家族と、最強のライバルでした。

人造人間編ではブルマとトランクスが乗った飛行機がドクターゲロに撃ち落されても助けず、「オレはそんなものには興味がないんだ」とまで言っていたベジータが、ここまで精神的に成長しているとは!

また、ライバルとしてのカカロットの存在に感謝しているともとれる場面です。

そしてベジータの覚悟をピッコロも尊重しています。

あいつははじめて…自分以外のものために戦おうとしているんだ…おのれの命をすてて…

ドラゴンボール 39巻467話 鳥山明 株式会社集英社 1994年8月9日第1刷

かつては悟空を倒そうとしていたピッコロだからこそ、ベジータの気持ちを汲み取ることができたのかもしれません。

自爆後ベジータはどうなったっけ?

自爆した後、ベジータは灰になって崩れるように死んでしまいます。

本来ならたくさんの人を殺しているため、あの世で肉体はなくなり魂だけにされますが、魔人ブウ出現という非常事態を受けて、閻魔大王はベジータの体を残しておきます。

そして、ゴテンクス、ピッコロ、悟飯が吸収されてしまった後、占いババの力でこの世に戻り、生き返った悟空とポタラで合体します。その後ナメック星のドラゴンボールでの願いで生き返ります。

自爆では魔人ブウを倒せなかったため、一見すると無駄死にのように感じるかもしれませんが、そのベジータの覚悟と命をかけた行動が、他の戦士たちの士気を高めたのではないでしょうか。

界王神界での決着の時も、ベジータの機転の利いた作戦がなければきっとブウを倒せていないでしょう。

ベジータ大活躍です!

自爆技に名前はあるの?

漫画、アニメでは技の名前がが出てくることはありませんが、自爆技に名前はあります。

「ファイナルエクスプロージョン」です。

エクスプロージョンは「爆発」という意味なので、そのままじゃないかと思うかもしれませんが、ゲームなどではこの必殺技の名前が出てきます。

また、このファイナルエクスプロージョンですが、ドラゴンボール超第128話「気高い誇り最後まで!ベジータ散る!!」の中でも使用されています。

まとめ

・自爆時の名言からは、家族愛、ライバルへの感謝やリスペクトが感じられる

・己の命を捨てて戦う姿勢からは、今までのベジータとは違い精神的にとても成長していることも感じさせる

・自爆は無駄だったように見えるかもしれないが、その覚悟は戦士たちの気持ちを高めた

・ブウにとどめをさしたのは悟空だが、魔人ブウ編の影の主人公はベジータ

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