幅広い世代に愛されている『ドラゴンボール』にはいくつかのシリーズがあります。『ドラゴンボールGT』もその一つですが、GTの意味とは何でしょう?
諸説あるようで、タイトルに隠された意味などを追ってみましょう。
原作者である鳥山先生がどんな思いを込めたのか、これを読めばわかりますよ。
ドラゴンボールGTとは?
『ドラゴンボールGT』は1996年2月7日から1997年11月19日にかけて全64話と番外編1話が放送された、『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』に続くアニメシリーズ三作目です。
『ドラゴンボールZ』の最終話から5年後の世界が舞台となっていて、原作にはないアニメオリジナルのストーリーで展開していきます。
当時ゴールデンタイムで放送されていた『ドラゴンボール』は大変な人気だったため、原作漫画の連載が終わってからもアニメ放送をなんとか続けられないかとアニメスタッフの間で検討されていました。
そこでアニメスタッフと原作者である鳥山明先生との打ち合わせが行われ、原作最終話のその後がどうなるのかということを描いていくことが決まりました。
そして、究極のドラゴンボールの力で子供の姿に戻ってしまった孫悟空と、トランクス、悟空の孫娘パンを主軸としたストーリーができあがります。
鳥山先生曰く『ドラゴンボールGT』は原作の壮大なサイドストーリーなのだそうです。
鳥山先生は脚本制作には直接関わっていませんが、タイトルの『GT』という言葉を提案したり、孫悟空やパン、トランクス、その他多くのメインキャラクターデザインや宇宙船のデザインを手がけています。
GTの意味は?何の略?
タイトルの『GT』とは「GrandTouring(グランド・ツーリング)」の略で、壮大な旅という意味です。その他にも銀河の旅という意味の「GalaxyTour(ギャラクシー・ツアー)」や「GalaxyTouring(ギャラクシー・ツーリング)」、偉大な旅という意味の「GreatTouring(グレート・ツーリング)」といった意味も含まれています。
『GT』というタイトルは鳥山先生が提案したものですが、宇宙を舞台とした壮大な旅をイメージしてつけられたのだと思います。
悟空が子供の姿になったり、ドラゴンボールを探して宇宙の旅へと出たりと、漫画の初期の冒険ロードムービー路線に回帰しようという意気込みがタイトルからも伝わってきますね。
ちなみにストーリーは前半はドラゴンボール探しの旅、後半は地球を守るためのバトル展開と、原作漫画と同じような構成になっています。
他の意味や略はないの?
『GT』には原作者である鳥山先生がつけた上の4つの意味があるのですが、実は他にもこんな意味があるのでは?と噂されているものが。
それは「ごめんなさい鳥山先生」というもの。
どうしてこんな噂が立ったのかというと、当時鳥山先生は多忙を極めていて『ドラゴンボールZ』でアニメを終わらせたかったのだそうです。『Z』というのも鳥山先生自らが命名したのですが、早く終わらせたいのでアルファベットの最後の文字であるZをタイトルにしたのだとか!
それもあってファンからは「鳥山先生が嫌がっているのに無理矢理アニメの続編を作ったアニメスタッフからの謝罪なのでは?」との噂が都市伝説的に広がりました。ただこれは後付け的なもので、鳥山先生が正式な意味を発表している以上、ちょっとしたジョークと捉えて良いと思います。
まとめ
・『ドラゴンボールGT』の「GT」とは「GrandTouring(グランド・ツーリング)」の略で、壮大な旅という意味
・他にも銀河の旅という意味の「GalaxyTour(ギャラクシー・ツアー)」や「GalaxyTouring(ギャラクシー・ツーリング)」、偉大な旅という意味の「GreatTouring(グレート・ツーリング)」といった意味も含まれている
・「ごめんなさい鳥山先生」の略では?という噂も
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ドラゴンボールGT
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