どこが違うの?ドラゴンボールZとドラゴンボール改、その差について比較。
見るならどっちがオススメ?
ドラゴンボールZとは?
ドラゴンボールZは、前作のドラゴンボール(無印と呼ばれている)からの続編で毎週水曜日の19:00〜19:30に放送されたアニメ。
悟空の息子の悟飯が初登場するところから物語は始まり、全291話+TVスペシャル2話の放送です。
初回放送は1989年(平成元年)4月26日
第1話「ミニ悟空はおぼっちゃま!ボク悟飯です」から
最終話1996年(平成8年)1月31日
第291話「もっと強く‼︎悟空の夢は超でっけえ」までの6年9ヶ月間放送されていました。
その他にTVスペシャルが2本、
TVスペシャル第一作1990年(平成2年)10月17日(本編の第63話と第64話の間に放送
「ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜」
TVスペシャル第二作1993年(平成5年)2月24日(本編の第175話と第176話の間に放送
「ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス」
※TVスペシャルはどちらも名作!
タイトルに「Z」の表記が付いていますが、これは原作者鳥山明の「そろそろ終わらせたい」という気持ちからアルファベット最終文字の「Z」をつけたとか。
また、ここで出て来る戦士たちを「Z戦士」とも呼ばれるようになりました。
ドラゴンボール改とは?
ドラゴンボール改は、アニメ放送20周年記念として日曜日の朝9:00〜10:00のアニメ枠「ドリーム9」で前半9:00〜9:30に放送。
第一期放送とその3年後に第二期放送と分かれて、ドラゴンボールZのデジタルリマスター再編集版として全159話で放送されました。
※第1話から第13話までは「放送開始20周年記念アンコール ドラゴンボール改 鳥山明オリジナルカット版」が正式なタイトルでした。第14話以降のタイトルはドラゴンボール改のみです。
第一期のサイヤ人編と人造人間・セル編は全98話初回放送2009年(平成21年)4月5日
第1話「闘いの幕開け!帰って来たぞ孫悟空」
最終話2011年(平成23年)3月27日
第97話「笑顔の別れ!新しい日々へ…」
※第98話「未来に平和を!悟空の魂よ永遠に」は東日本大震災に伴う報道特番の影響で未放送のため第97話が最終話。
※第98話はDVDに番外編として収録されました。
第二期の魔人ブウ編は全61話で第一期からの話数を引き継いでいます。
初回放送2014年(平成26年)4月6日
第99話「あれから7年!今日から悟飯は高校生」
最終回2015年(平成27年)6月28日
第159話「もっと強く!悟空の夢は終わらない!」
原作者である鳥山明が監修に携わり、タイトルのドラゴンボール改の「改」には「ドラゴンボールZを改めて見てね」という願いが込められ、鳥山明が命名しています。
ドラゴンボールZと改の違いを比較
それでは、違いを詳しくみてみましょう。
話数の違い
ドラゴンボールZでは、全291話+TVスペシャル2話で、放送期間は6年9ヶ月間でしたが、ドラゴンボール改は、第一期サイヤ人編と人造人間・セル編98話と第二期魔人ブウ編61話の全159話で放送期間も、第一期は1年11ヶ月、第二期は1年2ヶ月と短いです。
ドラゴンボールZでのサイヤ人編と人造人間・セル編は194話分で放送期間4年3ヶ月、魔人ブウ編は91話分で放送期間2年4ヶ月です。その話数の差は132話分にもなります。
なぜここまで違うのか?
ドラゴンボールZが放送されていた当時は、原作が週間少年ジャンプに連載中でした。
テレビアニメの放送が原作に追いつかないように、アニメオリジナルのエピソードが追加されています。例えば、人造人間・セル編の後に「あの世一武道会編」が挿入されていたり、悟空が免許を取りに行くというエピソードが追加されていたりします。
ドラゴンボール改にはアニメオリジナルがカットされており、原作に近いストーリー構成となっています。また、ドラゴンボールZの時にあったような、回想シーンや悟空が気を溜めている間の、仲間のリアクションだったり、周り建物や大地が崩れ、海が荒れる描写が少なく、スマートな展開です。
ドラゴンボールZでは数話に渡って放送されていたシーンが1話分にスッキリと収まっています。
その結果、132話分がカットとなっています。
作画や音声の違い
ドラゴンボール改では画質の解像度が違います。キレイで鮮やかです。
ドラゴンボールZでは、アスペクト比がアナログ4:3のスタンダードサイズですが、ドラゴンボール改では地デジ放送に対応した16:9のハイビジョンサイズに、超サイヤ人に変身した時の悟空たちが纏うオーラのかがやきが違います。
音声もモノラル放送からステレオ放送に変更されています。
声優の違い
ドラゴンボール改の音声は全て再録されています。
ドラゴンボールZ放送当時のキャストの引退や故人となっている事もあり、変更されています。
・神様:青野武→島田敏
・牛魔王:郷里大輔→大友龍三郎
・ブリーフ博士:八奈見乗児→田中亮一
・神龍:内海賢ニ→大友龍三郎
・閻魔大王、ポルンガ:郷里大輔→大友龍三郎
このように、具体的に両作品を見比べると色々な違いが見えてきます。
同じエピソードでも放送回数の違い、オープニング、エンディングなどはリニューアルされていますし、キャラクターボイスも、一部に新キャストが採用されています。
往年のドラゴンボールファンからすると、少し違和感を感じる人もいると思いますが、新たにドラゴンボールを知る世代にとっては、アニメオリジナルが無い原作に近いスムーズなストーリー展開でテンポよく見やすいメリットもあります。
ドラゴンボールZと改、どちらがおすすめ?
ドラゴンボールZはストーリー展開がゆっくりでキャラクターの心理描写やその場面の状態をじっくりと観賞出来ます。また、原作に無いアニメオリジナルエピソードも楽しむ事が出来ます。
ただし全291話のため時間を要します。一方でドラゴンボール改は、アニメオリジナルが大幅にカットされているので、テンポの良いストーリー展開を楽しむことが出来ますし、映像がとてもキレイです。
時間に余裕があり、アニメオリジナルエピソードも楽しみたいならドラゴンボールZを、テンポ良く見たい、または初めてドラゴンボールを見るなら、原作に近いドラゴンボール改を見るのが良いと思います。
まとめ
・ドラゴンボール改はドラゴンボールZのデジタルリマスター版で画像がキレイ
・オープニングとエンディングはリニューアルされている
・一部キャラクターボイスが新キャストに変更されており音声は再録されている
・ドラゴンボールZは全291話+TVスペシャル2話、ドラゴンボール改は全159話
・ドラゴンボールZはアニメオリジナルエピソードが追加されている
参考:
https://ja.wikipedia.org/wiki/ドラゴンボールZ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ドラゴンボール改
http://www.toei-anim.co.jp/tv/dragon_kai/
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