悟空から仙頭をもらった「敵」は3人!敵に仙頭を渡す悟空の真意を考察してみた!
敵に塩ではなく仙豆を送る悟空
「敵に塩を送る」とは、戦国時代、武田信玄が塩不足で困窮していた時、
敵対関係にあった上杉謙信が塩を贈って助けたことに由来します。
「苦境にある敵を助けること」という意味です。
悟空も、しばしばピッコロやセルなど、地球を危機に陥れるほど危険な強敵に仙頭を渡し、
周りを驚愕させています。
時には激しく批判を浴びたりしたこともありますが、これには悟空のある思いがあったのです。
「仙豆だ食え」悟空から仙豆をもらった敵は?
ピッコロ(マジュニア)
第23回天下一武道会の決勝戦で、悟空とピッコロ(マジュニア)はお互い瀕死の重傷を負います。
仙豆を食べて元気になった悟空は、なぜか仙豆をもう1粒要求します。
そしてその仙頭を、「食え 元気になるぞ」とピッコロに与えたため、周りの者は度肝を抜かれます。
ピッコロが死んでしまったら神様も死んでしまうから、というのが大きな理由です。
しかし悟空は、「宿敵がいなくなったら寂しいしな」とも発言しています。
そして心の中で「もっともっと強くなれピッコロ、オラはその強さをもう一歩超えてみせる」とつぶやきます。
ベジータ
ギニュー特戦隊のリクームとの戦いで、重傷を負ったベジータに、悟空は、たった1粒残った仙頭を渡します。
この時のベジータは、半分敵で、半分味方でした。そのためクリリンは悟空の対応に拒否反応を示します。
「ベジータと一時的に共闘するためか」と尋ねるクリリンの問いを、悟空は否定します。
そして、「あいつとは地球での決着をつけたいしな」と話します。
セル
悟空とセルが戦い、悟空は降参。次の対戦相手として、悟飯を指名します。
そして、セルだけが体力を消耗しているのは「フェアじゃない」と言って、セルに仙頭を渡します。
おまけ:フリーザは仙豆ではなく気をもらっている
悟空との戦いで死にかけたフリーザは、「頼む、助けてくれ……!」と命乞いをします。
さすがの悟空も、「勝手なことを言いやがって!貴様はそうやって命乞いしたものを何人殺したんだ!」と怒ります。
しかしフリーザが重ねて懇願すると、「オレの気を少し分けてやった……後は勝手にしろ」と情けをかけます。
結局フリーザは恩を仇で返すごとく悟空を攻撃し、悟空の反撃によって死にます。
残念そうに、フリーザが消し飛んだあとを見つめる悟空が印象的です。
純粋に全力同士で決着をつけたい悟空
上杉謙信は、困っている相手を見るに見かねて助けたそうですが、悟空は少し違います。
「宿敵」と、何度でも戦いを重ね、お互いに強くなっていきたいようです。
戦う時は、真剣勝負でなくては意味がありません。お互いの体力が満タンな状態で戦うのが理想です。
それなのに、相手を殺したら、何度も戦うことができなくなってしまう、と思っているのでしょう。
仙頭を渡してはいませんが、ベジータが襲ってきてとどめを刺さずに帰した時も、
「殺してしまうのはもったいないと思った」と発言しています。
悟空の気持ちを一言でまとめると、「ドラゴンボール超」の発言がピッタリでしょう。
「(相手を殺すより、何度も戦う方が)ワクワクしねえか?」
まとめ
・悟空から仙頭をもらった敵は、ピッコロ(マジュニア)、ベジータ、セル
・疲れた仙頭を渡すのは、フェアに戦いたいから
・死にかけた相手に仙頭を渡すのは、これからも何度も戦いたいから
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