ベジータは多くの名言を残していますが、セル編での「俺はもう戦わん」には驚きましたね。
今回はこのセリフとベジータのプライド崩壊について振り返ってみましょう。
悟空vsセルに圧倒され、エリート遂に負けを認める
ベジータは悟空vsセルの壮絶な戦いを見て、
ア…アタマにくるが認めてやる……
ドラゴンボールZ 第180話 死闘に決着!! 悟空の降参宣言!?
オレは今回もあれだけ特訓したがあのカカロットを超えられなかった……
あ…あのヤロウは天才だ……
と言っています。そしてセルはさらに1歩も2歩も上を行っているとも。
この時点でベジータは既に悟空に対し負けを認め、戦うこと、さらなる高みを目指すことを諦めたように感じます。
精神と時の部屋で修行をやり切った上で悟空を越せなかった自分を、客観的に見ることができていますね(それもまた一流の才能だと思いますが)。
悟空がスーパーサイヤ人に初めて覚醒したのは何話?何がきっかけ?
悟飯のスーパーサイヤ人2覚醒でさらにプライド崩壊
セルゲームは進み、悟空から悟飯へバトンタッチ。
セルの手によって16号が犠牲となり、その怒りで悟飯はスーパーサイヤ人2に覚醒。
その時もベジータは驚きを隠せない表情と発言をしています。
悟空だけでなく息子の悟飯にも先を越され、スーパーサイヤ人の先の姿まで見ることになったベジータ。エリート戦士として完全にプライド崩壊してしまったようです。
【ベジータ】スーパーサイヤ人2にはいつなった?初披露は何話?
トランクスの死!怒りで覚醒するもセルに完敗
セルが自爆から復活しトランクスが犠牲に。
その怒りでベジータは覚醒します。
しかし、それでもパーフェクトセルには全く歯が立たず、一撃で惨敗。
しかも、悟飯に命を救われる(悟飯は左手を負傷)という汚名付きの大失態となりました。
悟飯に救われ、素直に謝ってしまうほど打ちのめされる
意識を取り戻し、悟飯に助けられたこと知り、「バカヤロウ!」と怒るかと思いきや、「すまなかった」と素直に謝罪するベジータ。
プライドを失い、どん底まで気持ちが落ちてしまったことが分かる一幕です。
最後の最後、勇気を振り絞り一矢報いるベジータ
悟飯とセルがかめはめ波の打ち合いをしているところに、ベジータは援護射撃を放ちます。
これがキッカケでセルに一瞬の隙ができ、逆転のかめはめ波を打ち込むことができました。
ここまで散々裏目に出ていたベジータでしたが、助けてもらって最後まで足でまといではだめだという強い意志が功を奏したのかもしれません。
プライドだけで戦ってきたエリートの挫折
セルとの戦いに勝利し、神様(デンデ)の元に向かった一行。
一人残ったベジータは、
か…完全にやられた…あいつら親子に……
ドラゴンボールZ 第192話 オラあの世で修行する!! 笑顔の別れ
く…くそ…カカロットめ…
あんな死に方しやがって…
………
オレはもう戦わん…
そう言い残して、去って行ってしまいました。
考察!ベジータはなぜ「俺はもう戦わん」のか?
ベジータは己のプライドのために戦ってきました。
しかし、自分の力が全く及ばない相手(セル)や、孫悟空親子の進化によってプライドはズタズタに。
そして、最大のライバルであり、目標であり、戦う理由にもなっていた悟空が死に、再戦のチャンスが無くなった(と思っている)ことで、ベジータの心は糸の切れたタコのように飛んでいってしまいました。
完全に燃え尽き症候群になってしまった戦士が「もう戦わん」と言ってしまうのは当然のことでしょう。
まとめ
・十分な努力をしたにも関わらず、悟空には遠く及ばないことが分かった
・悟空のみならず悟飯にも敵わないことを見せつけられ、プライドがズタズタに
・悟空が居なくなり最大の目標を失ったために「俺はもう戦わん」というセリフを残した
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