ベジータがスーパーサイヤ人3にならなかった理由を考察

スマートフォンアプリやゲームなどで登場するスーパーサイヤ人3ベジータですが。原作でベジータがスーパーサイヤ人3になるシーンはどこにもありません。

ベジータはなぜ、スーパーサイヤ人3にならなかったのでしょうか？

スーパーサイヤ人3とは？

スーパーサイヤ人3は原作では魔人ブウ編で唯一悟空が変身しています。

その強さはスーパーサイヤ人2の4倍とされており、原作ではサイヤ人の最終形態となっています。

これまでのスーパーサイヤ人の変身とは異なり、髪の毛が長く伸び少し悪人顔になります。

戦闘力は凄まじく上昇しますが、その分エネルギーの消耗が激しい形態です。

ところで、ベジータは結局スーパーサイヤ人3にはなっていないのでしょうか？

原作にとどまらず、アニメ版も含め見直してみましょう（ゲームは除きます）。

ドラゴンボールZにおいて、ベジータは着々と力をつけていきました。

悟空に先を越されていますが、人造人間編で念願のスーパーサイヤ人に変身。その後も精神と時の部屋などでの修行によりスーパーサイヤ人2まではたどり着いています。

しかし、結局ベジータがスーパーサイヤ人3になることはありませんでした。

魔人ブウ編では魔人化により戦闘力を上げていますが、スーパーサイヤ人3にはたどり着いていません。

ドラゴンボール超ではスーパーサイヤ人を超えて神の領域に。

悟空とともに神の気をまとったスーパーサイヤ人ブルー、そしてそれを独自に進化させた新たなブルーにまで到達しています。

ここではもう、スーパーサイヤ人3どころの話ではないので、当然スーパーサイヤ人3にはなっていません。

ドラゴンボールGTではスーパーサイヤ人3を飛び越えてスーパーサイヤ人4へと変身しています。

これはブルマによる人工ブルーツ波で黄金猿に変身してたどり着きました。しかしスーパーサイヤ人3にはなっていません。

ベジータがあの世に滞在した時間はものすごく短いです。魔人ブウを倒すために自爆しましたが、すぐに地球に戻ってきています。

悟空はあの世で長く修行してスーパーサイヤ人3に到達しています。もしかしたらあの世という特殊な環境での修行が必要なのかもしれません。

ここでは仮にベジータがスーパーサイヤ人3になれると仮定して考えてみましょう。

スーパーサイヤ人3になれば圧倒的な力を手に入れることができますが、それが得策だと考えていなかったのかもしれません。

未来トランクスと修行した際、筋肉マッチョになったトランクスに対しても注意していましたね。

いくらパワーが上がっても、デメリットが大きければ採用しない。ベジータはスピードとパワーをバランス良く向上させることを良しとしています。

悟空がスーパーサイヤ人3になった時の消耗具合は激しく、それが原因で何度か窮地に陥っていることから、ベジータは（なれるけど）あえて変身しなかったのかもしれません（界王神界での純粋悪魔神ブウとの戦いでは、なれるならなった方がよかったかも）。

ベジータはずっと悟空を目標に鍛錬してきましたが、セル編や魔神ブウ編で悟空の才能を認めてからは背中を追うのを辞めています。

パワーとスピードのバランスを重視するベジータは、スーパーサイヤ人3に進むよりも2をより洗練させる（極める）ことにしたのかもしれません。

ちなみに、スーパーサイヤ人2の世界ではかなわなかったものの、ドラゴンボール超のスーパーサイヤ人ブルーの世界でこの試みは成就します。

悟空は新たな進化「身勝手の極意」を発動しましたが、ベジータはスーパーサイヤ人ブルーをさらに進化させることに成功しましたね。

・ベジータは原作、アニメでスーパーサイヤ人3にはなっていない

・ベジータは悟空の背中を追うだけでなく、独自の進化を続けている

・ゲームやアプリではスーパーサイヤ人3ベジータは登場している