ベジータがスーパーサイヤ人に初めてなったシーンを振り返る

エリートサイヤ人のベジータ。意外にもスーパーサイヤ人になれたのは、悟空、トランクスに続く三番目でした。

サイヤ人は怒りがきっかけとなってスーパーサイヤ人へと覚醒しますが、ベジータがスーパーサイヤ人になれたのはいつで、きっかけは何だったのでしょうか。

ナメック星では何度も勘違いするベジータ

ベジータはナメック星で何度も死地から復活しパワーアップを続けます。悟空も宇宙船での修行と、ギニュー隊長との戦いからの復活で相当パワーアップしました。

パワーアップするごとに、ベジータはスーパーサイヤ人になれたと勘違いを繰り返します。

まあ、誰も一度も見たことがないのでしょうがないですね。ベジータ自身もいまだかつてないパワーを手に入れ続けるわけですから、スーパーサイヤ人詐欺を繰り返すのは当然かと思います。

しかし、ベジータ存命の間は誰もスーパーサイヤ人にはなれておらず、ベジータは結局スーパーサイヤ人の姿を見ることなく絶命してしまいました。

ということで、フリーザ戦で悟空が見せたスーパーサイヤ人の姿も当然見ていません。

ベジータが初めて見たスーパーサイヤ人は未来から来た息子のトランクスです。

トランクスは、実は生きていたフリーザと父親のコルド大王と戦うときに超サイヤ人になっています。

しかも、二人を簡単に倒すほどの強さ！

スーパーサイヤ人のパワーはもちろんのこと、自分でもなく、悟空でもない者がスーパーサイヤ人になったことにベジータも相当驚いていましたね。

それでは、ベジータは一体いつ、どのようにしてスーパーサイヤ人になったのでしょう。

ベジータは悟空、トランクスがスーパーサイヤ人になったのを見て相当刺激を受けたでしょう。3年後に現れる人造人間に対抗すべく、カカロットを超えナンバーワンになるべく、ブルマも心配するほど激しい修行を繰り返します。

300G→400Gと重力を上げ、そして宇宙船でどこかの星に行き隕石相手に修行します。それでも思うようなパワーアップができないベジータ。

「これではカカロットの超えることが出来ん！」

とうとう自分に対する純粋な怒りが頂点に達し、思いがけず超サイヤ人になってしまうのです。

漫画では第29巻に初登場します。

アニメ「ドラゴンボールZ」では129話で初登場しています。

悟空がスーパーサイヤ人に変身したキッカケは、クリリンがフリーザに殺されてしまったことへの怒り、トランクスは人造人間に悟飯が殺されてしまったことへの怒り。

どちらにせよ、他人が殺されてしまったということへの怒りで目覚めていますが、ベジータは自分自身への不甲斐なさに憤り、スーパーサイヤ人に目覚めています。

まったく個人的な理由で目覚めたベジータ。らしいですね。

これはサイヤ人としてのプライド、誇り高き戦士であるベジータを強調するシーンと言えます。

・ベジータがスーパーサイヤ人になったキッカケは、不甲斐ない自分への激しい怒り

・悟空やトランクスと異なり、他人でなく自分への怒りというのがベジータらしい

・ベジータの初スーパーサイヤ人は単行本29巻、アニメは129話